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山崎豊子さんですねん。

今更ながら・・・最近、よく山崎豊子さんの本を読んでいます。

もちろん図書館で借りてくるんやけど、人気作家やし「華麗なる一族」なんて借りようと思うものなら1年は順番待ちせなあかんくらい。

「女の勲章」小さな洋裁学校を持つデザイナーの式子が銀四郎と言う男に操られて一流デザイナーにのし上げられて式子の弟子3人も銀四郎に操られていく。銀四郎の金儲けの為に利用させている4人。そして、女同士の戦い。怖い怖い(;_:)

「ムッシュ・クラタ」これはあんまり印象に残ってないんやけど、短編集でいくつかお話が入っている。

「女系家族」上と下があるねんけど、今は上が終わる所。遺産相続のどろどろ話。ドラマは見てなかったらから先が楽しみ。

3つの作品を読んでみると、人間のいやらしさや寂しさ強さ。そういうのがよく描かれているなぁ。いったんハマり出すとおもしろい。

山崎豊子さんは大阪市生まれなので、だいたい大阪船場の話。強烈な大阪弁というか船場言葉がでてくる。女系家族なら、大嬢さん、中嬢さん、小嬢さん。嬢さん→いとさんと読む。一番末っ子は、こいさんと言うみたい。あとは「そうでっしゃろか」とか「そうおます」「そうだす」とか、大阪以外の人が読んだらわからんのちがう?って思う言葉がズラリ。今友達も「白い巨塔」を読んでるので、二人で「そうでっしゃろ?」とか言うてるねん。現在はそんな言葉は誰も使ってませんよ(^^ゞ(でも、おじいちゃんやおばあちゃんはまだ使ってるかも・・・)昔の船場あたりで使われてた言葉です。

次はその友達から「白い巨塔」を借りる予定で楽しみですわん(^^)
by simpsonsimpson | 2007-04-19 23:00